2011_09_05_

Come / Rampton

キング・オブ・ゴミ



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Wikipediaの情報を少し拝借すると、Whitehouseを1980年に結成する前夜にWilliam Bennettが組んでいたユニットがこのCome(カム)。
一応歌としてギリギリ成立しているという点において、Whitehouseよりポップな印象です。

しかしなんといってもしょぼい!
ただひたすらつまらないノイズが、延々と続いていくだけ。
悪意剥き出しの超ハーシュなノイズ…。
タイトルも非常にお下品!(「Sex」、「Shaved Slits」)
ChromeやSwansのそれとも異なる嫌悪感!
何がしたくてこのレコードを作ったのか。

世の中の99パーセントの人はゴミとしか思わないであろうこの盤、ただときどき中原昌也氏等の著名人がメディアで取り上げることがある。
お情けか?と思いながらも、その理由を求めて、また何度も何度も聞いてしまう。
聞いてるうちに、これは当人たちはポップスをやっているつもりなのではないか?と誤解。
そんなことはないはずなのですが。
そのうち中毒になってきます。

今年のFREEDOMMUNE ZEROで出演予定であったWhitehouse。
私もチケットをおさえWhitehouseのみを目的として行くつもりでしたが、雨で中止となってしまいました。
Comeの再結成はまずないと思いますが、現在のWhitehouseはこっち方向には決して回帰しないでしょうから、ある意味貴重な音源のような気がします。

アートワーク含め、初期のザラザラした手作り感は見ていて飽きない。
以下のリンクにDiscogsの画像があがっているが、グロ注意なので、盤同様に変態趣味を持った方のみ閲覧願います。

http://www.discogs.com/viewimages?release=114490

posted by Yooske at 23:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

倉地久美夫・菊地成孔・外山明 / うわさのバッファロー

心を切り裂かれる



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邦楽の「名盤ガイド」みたいな本を読みまくって、古今東西を聴き尽くして、さあ次は何を聞こうか、という人がたどり着くのがこの人「倉地久美夫」。
というイメージを勝手に持っている。

活動はローカルでマイペース。
そしてもちろんチャートに出てくる人ではないし、活動期間の割には作品はあまり多くないので、なかなか耳にすることはありません。

昨今は「詩のボクシング」で優勝したり、倉地氏を追ったドキュメンタリー「お庭にお願い」が公開されるなど、ポップな話題もあります。
曲中にも朗読がありますが、やはり心を打たれますね。

基本的には弾き語りで歌が軸ですが、本作のようにホーンが絡んだり、下の映像のようにセッションも多く、変幻自在な印象です。
(初期はフォークっぽい印象ですが。)



溢れる言葉の力強さ故、この作品は最初バックの演奏いらねえと思ってましたが、ボーカルの輪郭はそのままで、言葉と言葉の合間をホーンが縫ってくれるような一体感が他の作品にはない魅力的で実験的な録音となっています。
雰囲気だけですが、Jeff BuckleyやIll Bone、Antony&The Johnsons(ジャンルバラバラですが)を思い出したりします。

決して変わった音楽ではなく、至極正統派であると思います。

少し前に豊田道倫氏、outside yoshino氏(eastern youth)とジョイントライブをしてますが、音楽の形こそ違えど、普段しゃべるような言葉で心の中へ切りつけるところは御三方とも共通しているように思います。



参加している菊地成孔氏はこの作品が出たタイミングではおそらく第一期Spank Happy解体後であり、いい具合にポップスを通過して一番脂が乗った時期だったのでは。
この後の活躍ぶりを見ると、菊池氏にとっても転機となったのかもしれません。

尚、同じくローカルベースに活動する浜田真理子さんもCDを出している美音堂から2006年にリマスター盤が、ジャケットを変更して発売されている。
こちらは私は未聴。


posted by Yooske at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_08_27_

The Millennium / Begin

50年前の音楽と思えない、なぜ売れなかった?





リリースはThe Beach Boysの「Pet Sounds」と同時期で、共通するような部分もあるソフトなロック・アルバムです。
世間的にはあまり知られていませんが、個人的には「Pet Sounds」より良いアルバムだと思っています。

私がこのバンドを知ったのは大学以降なので既に2000年代に入ってからですが、1960年代のバンドなのに名前が「Millennium」=「千年紀」というのが変わってるなーと思い、印象に残っていました。
その名の通り、という表現もおかしいですが、第二の千年紀を10年ほど前に迎えた現在でもまったく色あせない、サイケロックが流行る昨今でも十分通用する音楽だと思います。
(「MGMTだよ」といって聴かせられたら、きっと信じ込むのではないかというほど。)

中でも特に「There Is Nothing More To Say」はこれまでカバーなどあまりされていないのが不思議です。

The Millennium / There Is Nothing More To Say


唯一知っているカバーがこれ。
割と好き。
確かアルバム「Romance」に入ってます。

Great3 / There Is Nothing More To Say (Cover)



posted by Yooske at 19:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_08_20_

Chara / Dark Candy

mabanua氏の凝った音作り



ほぼmabanuaとの共作といってよいでしょう。


posted by Yooske at 14:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_02_11_

イル・ボーン / 死者

永遠の80s





80年代のロックをリアルで体験している人なら知っているかと思うけど、
イル・ボーン、ILL BONEです。

もちろん私は後追いです。

アナログ盤を最初に聴いて、
そんでCDがSSEから海賊盤的に出ているのを知り、
そちらも購入しました。

これ聴くと、日本の後期ノーウェーブのエッセンスを
余す所無く味わえるのではないでしょうか。

ちなみに自分の考える80sは、
怪しいギター、チープなシンセ音、民俗臭のするドラムス、って感じですね。

現在ボーカルの中田氏は、
スポーツ関係のライターさんをやられています。

「パンクからブルースになった」って言われたの事実で、当時、人民オリンピックショーをやってたマチダさんから「演歌じゃん」ってくどくどからまれたことを思い出した。

 今でもカミサンがアルゼンチンなんかに旅立つと、素っ裸でセックス・ピストルズを歌い踊り狂う47歳ではあるが、80年代、ただただ、パンクに青春の汗を流しに来る客が本当にいやだった。わしも今や「スポーツライター」の端くれなんで、「野球やれ!」だよね。

 だから、バンドがいっぱい出るイベントでは全部、「前座でお願いします」だったのよ。機材がへたるのがいやだったのもあるが、「踊るぞ!」って気合入れてるヤングの腰を折りまくってへなへなにしてやる、が、けして仲のよくなかったわしとミノワくんとの共通認識だったし。トランスのイベントでは冷遇、ってのは半分本当で、半分は「冷遇してくれ」だった。女の子に人気がなかったのは100%本当だけど。

 トランスの人って普遍がまるでわかってなかったでしょ。時代と組み合わせと編集と偶然、って感覚。それもいやだった。レコード出してくれたことはもちろん感謝、だが。下手だしね、わしら。

 バンドをやめた理由は、完全な失語症。イル・ボーン後期を聴いてくれた人はわかると思うけど、バンドを維持するためだけに新曲を書こうとし、一語も発することできなくなって逃げた。今考えれば、休養すりゃいいのに。

 でもまあ、80年代をスカだのクソだの書いてお金をもらっている人に「そうですねえ」とはわしは言わない。


引用元: ブログ「中田潤が無料予想 競馬で「喰えるダメ人間」になろう!」(http://bit.ly/ib8dbC)

貴重な過去への言及です。

前身の造反医学の音源も、死ぬほど聴いてみたい。

「死者」はしゃぶりつくしたと言えるほど聴きまくりました。
嘆美。
posted by Yooske at 15:34 | Comment(1) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_01_22_

青葉市子 / 檻髪

マヌカハニーとプロポリスで





青葉市子さんによる弾き語りセカンド。

出たばっかしですが、レビューしてみます。

っ ★★★★★ ですね。

昨年のファーストがとても素晴らしく、
「光蜥蜴」や「遠いあこがれ」
など何度聴いたか分からぬほどでしたので、
かなりの期待をもって購入しましたが、
見事に期待通りでした。

弾き語りって、やはりバンドアンサンブルに比すると
音数としては少ないわけですが、
彼女の年齢をやたら取り上げて
天才天才言うメディアにも言えますが、
感知できる絶対数の多少は何の意味も持ちません。

音が少ない事に因る間、
隙間の埋め方が非常に奇麗。

且つ相変わらずマイペースなリズムで、
まるでライブで聴いているような仕上がり。
と思うのです。

音の広がりとしては、
ちょっとボサノバっぽい風味が加わったりして
(歌詞にも出てきますが)
とてもポップです。

「つよくなる」みたいな、
ちょっと面白い曲もあって。
吹いてしまいそうですが、
淡々と歌われていきます。


あと、
これは本人は喜ばないだろうけど、
青葉市子の歌を聴いていると、
ジブリの映画がいつも浮かんでくるのです。

和うと思う。


posted by Yooske at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Fall / Fall Heads Roll

堕ち行く音楽



The Fallこと、Mark E Smithの歌詞は、
ローカルなことを歌われているというのもあり、
日本人で頭の悪い私には意味が分かりません。
多分意味もありません。

そこが本当は悔しいところなのですが、
その放たれる音楽に集中できるというのもまた1つ、
アリな楽しみ方だと割り切って聴けば、
怒号やぼやき、祈りの気持ちがひしひしと、
音から伝わってきて、
彼の気持ちを理解したような気持ちになる。

このアルバムは特に、
レゲエのような下地もあったり、
ラップのようであったり、
実にフリースタイルです。

今までのアルバムよりあえて聴きやすいよう
演奏がかなりポップに仕上げられていて、
なんだか気合いの入った一枚だと感じます。

このような音楽の生まれる
マンチェスターという土地は
いったいどんな所なのか。

妄想が膨らむばかりです。


posted by Yooske at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010_12_12_

麓健一 / YOU DON'T LIKE LOVE SONGS

Sweet Comedy





ロックの伝説だとか歳月をかけた大傑作だとか、大きな冠を載せられた盤より、
ひっそりと出てあまり知られていないアルバムが素晴らしい作品だという事はよくあります。

この麓健一氏のアルバムも、
CD-Rというメディアで、2000年代にこそこそっと滑り込んだ傑作。だと思うのです。

2000年代の雰囲気を特にまとっているわけでもないのですが、
この時代だからこそ注目され、生まれた雑食フォークのように感じます。

匿名的な物語の紡ぎ方と抽象的な雰囲気、
そしてシューゲイザー的なサウンドの志向は、
どことなく木下理樹氏のインディーズ盤を思い出します。
あと、スローなM83でしょうか。

際立って良いのは、「美化」でも共演しており、
発売元の美人レーベルオーナーでもある
にせんねんもんだい高田正子氏との共演(デュエット)部分。


YOU DON'T LIKE LOVE SONGS CM

麓健一 | Myspace Music Videos


このCMでも共演策「時と鏡」がフィーチャーされています。

美男美女カップルです。



これは七針でのライブ。
七針みたいな場所がよく似合いますね。
あと、アコースティックで聴くと、CDとまた色合いがかなり異なるのがいいですね。

posted by Yooske at 12:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010_11_07_

Chara / CAROL

めっちゃええやん





旦那と別れたから・・・みたいな邪推が多いけど、
関係あるのかなー。

でも妙な解放感があるのは確か!

チャラ、渾身の最新アルバムです。


一曲目「Gift」から、何か違う。。。名盤の予感!
けっこう激しい、というか、
チャラってカフェミュージックと思っている人を蹴散らす!
感じ。

やっぱしこれも亀田誠治パワーなのかな?
亀田サウンドにはやられっぱなしです。

「スワロウテイル」の後くらいの2、3作が一番好きで、
前作は・・・まあまあ、って感じに思ってたんだけど、
これは本当にCHARAです!ってかんじの「らしい」曲がいっぱいです。
まだまだ今でも良い曲をもりもりつくってくれますね。
本当、超現役。


あ、ちなみに、
ちょっと意外だけどあふりらんぽのピカさんもTwitterで、
「CHARAさんのいっちゃん新しいCDめっっちゃええやん!」
ってつぶやいてた。
うん、この感じは、この開放感は、わかる気がする。



Tags:Chara Carol
posted by Yooske at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010_10_30_

吉田美奈子 / BELLS

さあ、クリスマスの時期がやってきましたよ




クリスマスソングが流れるシーズンがきましたね。

ジャンルとしてのクリスマスソングが大好きで、
昔はよくプレイリストや、カセットに特集組んでRECしてたものです。

マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が大好きなのですが、
それと反するマイナーさの吉田美奈子さんの「CHRISTMAS TREE」もまた
自分の中のド定番クリスマスソングです。

このアルバムの原盤は、1986年に3000枚限定でリリースされたもので、
通し番号が入ったかなりレアなものだったそうです。
もちろん自分の生まれた年に出たそんなアルバムを持っているはずもなく、
クイックジャパンの特集でこのアルバムを知り、
そのときに出ていた再発盤(CCCD)を即買いました。

クリスマスソングだけに絞ったかわった趣旨のアルバムです。
(コンピはあるけど、一人のアーティストでクリスマスソングだけってのは
けっこう珍しいですよね。)

予算の関係で3000枚ってことだったそうですが、
その割にはなんだか色々贅沢な作りになっていて、
曲もコーラスが美しくゴージャスな感じがします。

なんだか美しさを通り越してサイケデリックな趣すらありますね。


何年かしたら、
森田童子のあの曲のように、
超一般的になっているかもしれません。

毎年この時期になると一人で(泣)聞いてますが、
一年中聞く事はないので、いつ聞いても新鮮な感じがしてよいです。

名曲ぞろいだと思いますが、
特に「CHRISTMAS TREE」「DREAMING」が好きです。



暖まるなぁ。

なお、これはあまり知られていないですが、
ジャケットは大竹伸朗さん作です。
(意外な組み合わせですが、雰囲気はばっちり。)
posted by Yooske at 17:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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