2012_03_04_

Liturgy / Aesthethica



ブルックリンのブラックメタルバンドLiturgy(リタージー、リタギー、リタジーと色々勝手に読まれてる?)のセカンド。

ブラックメタルはBurzumかMayhemくらいしか聞いた事がないので、文脈の中でどういう存在なのかは分かりませんが、ひたすら聞きやすいと思います。単純にメロディーはポップだからでしょうか。

エモーショナルで、曲によってはメタルを脱線しかなり実験的なことをしています。ブラックメタルの皮を被ったエクスペリメンタル。そんな印象です。発売はなんとThrill Jockeyからということで、なるほどちょっと他のバンドとは毛色が違うのも納得。ハードコアと音響・エレクトロニカの歴史を再総括するような存在ですね。

この「Red Crown」が一番聞きやすいでしょうか。



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2012_03_03_

Elvis Costello with Burt Bacharach / Painted From Memory



バカラックとコステロという、どう考えてもハズれる理由の無い2人による名作。どの曲を聴いても素晴らしく深みがある、まるでベスト盤のような印象です。
コステロの声は、ミスチルの桜井さんのように好き嫌いあると思いますが、愛の歌を歌わせたらやっぱりピカイチですね。字余り的な歌い方も迸る感情がビンビン伝わってきて沁みます。まぁ、こんなアダルトな恋愛はしたことありませんが・・・。
メロディー、ボーカルが秀逸な中、アレンジや演奏も非常にムーディーで完成度が高過ぎます(「Such Unlikely Lovers」等)。
AORってこういうコトなんですね。

何となく両者とも得意分野を生かし合い、「俺が俺が」というエゴが出ていないのが素敵な理由なのかな。本当に尊敬し合った関係なのでしょうね。

まあとにかく「良い」という印象のみという曖昧なレビューですが、誰が聞いても好感を持ちそうな、普遍的名ラブソングたちです。

一番素敵なのは、初期コステロみたいなテンションを内包したこの曲。タイトルも素敵。



posted by Yooske at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012_03_01_

Pollen / Chip



若い頃はメロコア、パワーポップ等を好んで聞いていましたが、最近はこの類いを聞くのは少し気恥ずかしい。
当時のCDのほとんどは棚の肥やしになってしまっていますが、このPollenのCDだけはときどき聞いてしまう。

初めてPollenを聞いたのはHusking Beeとのスプリット盤「ini Split e.p.」であったと思います。
当時はHusking Beeが好きだったものの、アルバムを買う金もなく、比較的安価であったこのスプリットシングルを購入。
もちろんハスキンもイイのですが、もう相方のPollenにも惚れいってしまうわけです。
(というか当時私はおそらくスプリット盤の意味等分かっておらず、ハスキンのシングルだと思っていたと思う。)

そこから名古屋は千種のレコード屋へ行き、たまたまこの「Chip」が置いてあったのを見つけて勝手に運命を感じて購入。
死ぬほど聞きまくりました。

この頃からエモといわれるような音楽も流行り出しましたが、どんなエモーショナルなのを聞いてもこのPollenに勝ると感じたものはありません。
強引に涙を誘うJ-POPとは対照的に、じわじわと自然に涙腺が緩むように思います。
例のスプリット盤にも入っていて、且つ「Chip」のハイライトにもなっている「Girls Love Robots」から是非。
イントロ聞いただけで涙ものですね。



こうやって見るとジャケットも安っぽいし素っ気ない、いかにも大衆的なアメリカンロックだったんだな、と思うと、尚更に愛着が湧いてきます。


posted by Yooske at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012_02_28_

Air Tycoon / Winter Purple

air-tycoon-winter-purple.jpg

Joe GarciaによるAir Tycoonのファースト。
知名度はかなり低いためあまり情報が集まらず、かなり匿名性の高いユニットのイメージで聞いています。

サウンドは所謂チルウェイヴの類いですが、その中でも音のメリハリが弱く、かな〜りゆる〜くチルチルとしてます。
ただ何か揺さぶられるような何かがあるので、是非聞いてみて頂きたいと思います。
といってもAmazonでは買えないので、レコード屋さんですかね。

簡単に作れそうなインディー感溢れると感じる一方で、細かい音に妙な仕込みがしてある感じがして、なんだか気になるのです。

posted by Yooske at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012_02_26_

Hawaaii / Flower



韓流ブームですが、韓国のマニアックな部分は意外とメディアには拾われていないかと思います。

そんなインディーシーンで活躍するのがこのデュオHawaaii。
ハワイ? 読み方もわかりませんが、デュオという情報だけ。

聞いてると韓国語の特異な語感とアコースティック音のミスマッチがツボにはまります。
売れ線の普段聞く韓国語の音楽はダンス系ポップですからね、なんか新鮮です。
posted by Yooske at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Aspidistrafly / I Hold a Wish for You



名古屋のレコード屋で見つけた一枚。
シンガポールの男女デュオAspidistrafly。

幻想的でアコースティックなサウンド。
シンガポールの音楽シーンというのをまったく知らないが、とくにアジアンな雰囲気はないものの、単なるフォークではなく異国情緒を感じさせる節がある。
単なるカフェ音楽でもなく、フィールドレコーディングのような要素もあり、アンビエントって感じもする。
いずれにせよ、顔も分からないし、どうやってこの音を再現するのか気になるので、ライブを見てみたいユニットです。
部屋でかけているとものすごい浮遊感があります。

この次の作品はパッケージが横長サイズというイレギュラーなもので、レコード屋では皆目が行ってしまうのではないでしょうか。
装丁は非常に美しいです。





posted by Yooske at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Caretaker / An Empty Bliss Beyond This World



「管理人」ことThe Caretaker。
この人の経歴等は面白いですが、他のサイト等に譲ります。

内容は単純な言葉を使えばローファイなのですが、20世紀前半の映画や場末のスナックで、どこからともなく流れてくるような哀愁漂うクラシックジャズのレコードを、1世紀後の今どこからともなく発掘して再生しているような、そんな音楽です。

ほぼ全曲に亘って表層に流れる古ーいアナログレコードの溝のノイズは、本当にこのThe Caretaker本人が所有していた当時のレコードなのかも、という妄想を膨らませてくれるほどです。
リバイバルと云われるジャンルはありますが、またこれは全く違って、再現はではなく贋作をつくるような、せっかく作った音を実に変態的に崩してリアリティーを出して完成させるという異様な制作スタイルになると思います。

私個人は、戸張大輔やこのThe Caretaker等を聞くとどうも古代の音楽のような感じがして、廃墟や遺跡を見るときのような快感を覚えるのです。







posted by Yooske at 17:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012_01_15_

The Field / Looping State Of Mind



タイトルがまさに、という感じのAxel Willnerによる話題の第三作。
ジャケットは相変わらず素っ気ない。

これでもかというくらいミニマルですが、前作より圧倒的にポップかつ味付けが面白くなり、一気に商業ベースに乗った感があります(いい意味で)。

ただの無機質なループじゃん、という人は何度もヘッドフォンで聴いてみると、胎児の蠢きのような神秘的で上品なオカズ音がたくさん乗っかっていて、有機的なサウンドだと気づくでしょう。
posted by Yooske at 18:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_11_26_

Twin Shadow / Forget



DeerhunterやAriel Pink、tUnE-yArDs、Gang Gang Dance等、最近まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでヒットを連発しているブームの4AD。
その4ADから、ニューカマー連発中のブルックリン出身のTwin Shadowがデビューしたのが一年ほど前です。

いわゆるチルウェーブですが、シンセや低音の感じと、ジャケはどう捉えても80s!
ありそうでなかったかなり独特な音のこだわりを感じます。
どこか物憂げな音は、The Blue NileやPrefab Sprout等を彷彿させます。

私がこのアルバムを聴いたのは2011年に入ってからであったので、以前ブログに書いた2010年ベスト作品の中には登場しませんが、発売と同時に聴いていれば間違いなくトップ3に入っていたと思います。

エレキングのサイトにも書いてあった気がしますが、この人はこの作品で終わることはないと思います。
非常にPOPな音を作れる事、そしてこのシンセの微妙な歪み、微妙な不協和音。こんな音を意図的に作れる職人が消える訳がありません。
それにまだ完全に開花しているとは言いがたい謎の(?)ゲイ風のキャラクター。
今はあまりパッと分かりにくい輪郭をもっと際立たせて、もっとドキドキする第二作を2012年にぶちこんでくれると信じています。
(Bagarreのカバーが最近公開されました。セカンド、発売も近いでしょうね。)
そのような”過渡期感”バリバリの名作。

Twin Shadow / At My Heels


Twin Shadow / Changes (Bagarre Cover)
posted by Yooske at 01:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011_09_11_

JB / ルリパキダンス

へぶん



渕上純子(ふちがみとふなと)とbikke (LOVEJOY)のによるユニット「JB」のアルバムです。

原マスミ氏とDavid Bowieのカバーが入っていたり、趣旨がよくわからないテキトーで緩い印象で、買った当初は一発の企画モノ的な印象だったのですが、今日現在までバンドは継続しているようです。

アコースティックな印象を受ける二人のミュージシャンですが、牧歌的な歌い方にも激しくギターノイズが絡む「蒲公英」など、キャリアによる円熟を感じさせる曲が多く、心を揺さぶられます。
全体的にどの曲も聴き応えがあり、時間をかけて曲を練られた感じが伝わってきます。

発売時は羅針盤とかと対バンでレコ発してたような。



posted by Yooske at 11:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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