2010_10_01_

Jeff Buckley / Grace

死して尚、生命を歌う。



僕はなぜだか、自分かモノを買った場所ってのをずっと覚えている。

近所のブックオフで買った「MUSIC LIFE」に、
いきなしJeff Buckleyの追悼特集が載ってて、
それがJeffとの出会い(別れにして出会い)。

けっこうなまなましい記事が載ってて、
Jeffの友人へのインタビューかなんかだったと思うけど、
Jeffと川へ行って遊んでいたらいなくなっていた。
数日後死体で・・・みたいな記事。

まあそのときは興味もなかったんだけど、
それから高校の時に通学路にあったCD屋で、
閉店するから在庫一掃セール!みたいなのをやってて、
そこでこの「Grace」が半額になっていたので、
何かの縁(?)と思って買ったのです。
(あまりいい出会いではないですね。)

帰って早速聴いてびっくりした。「声」にやられた。

「MUSIC LIFE」って雑誌は、
Half JapaneseとかGastr Del Solとかの記事も載ってて、
当時のロッキングオンとかと比べると多少オルタナな感じではあったけど、
でも大衆音楽誌という印象だったので、
Jeffの音楽もまあ「ロック」って感じだろうと思っていたのだけれど、
なんだかクラシックや教会音楽のような、とても聴かせる音楽だったので、
予想をいい意味で裏切られた感じだったのである。
というか、何よりメロコアとかを聴いていた当時の弱冠15,6歳の耳には、
かなり衝撃的な音楽であった。

「死んでしまったから」というしょーもない刷り込みのせいではなく、
強い生命の振動をコダマさせる声であった。

『Lilac Wine』の「Listen to me, why is everything so hazy?」ってフレーズ。
小刻みに揺れるどこか影をもったボーカルが本当にかっこいい。



JeffがNirvanaのカバーをする映像を見たことがあるけど、
『Last Goodbye』を聴けば、それもなんか分かる気がする。
決して「高尚」なんかじゃないんだ、このロックは。
Jeffはロックなんだって。




この人のことに言及するとき、ボーカルにばかり話がいきがちだけど、
このアルバム聴けば、
演奏・曲・バックバンドすべてが相当に輝いてるプロダクションのもと、
製作されていることがよ〜くわかる。
かなり緻密に、練って練って作られている。
とても温かい盤。
温かく、奥深い盤。
だから決して飽きがこない。
聴き飽きるどころか、聴き足りない。
いつまで聴いても到達できない境地にJeffがいる。
もうすぐ購入して10年になるが、
毎月1度は必ず通して聴く。

稀代の名盤。


posted by Yooske at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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