2010_09_19_

岡村靖幸 / 未完成

この切なさはやはり岡村印



「変わってしまった」と大学の時の先輩は
『Me-imi』をあまり評価していなかった。

テクノロジー的な意味で、
曲の調子の変化は間違いなくあったと思う。

そして確かに歌詞は決してストレートではなく、
岡村の中へ中へと進み入る感じの今までにない感触を受ける。

歌詞ってもんは、ただの飾りであったり、
あるいは雰囲気作りであったり、と、曲の「従」の存在と
考える人も多くいると思う。

岡村ちゃんのこれまでのアルバムも、
歌詞だけはイロモノみたいに取り上げられることもあったしね。

このアルバムの歌詞は一聴してそういう感覚を
更に昇華させたようにも聴こえちゃうんだけど、
実はそういった価値観と真逆の「本当はこう伝えるべき」という、
岡村ちゃんのむき出しの素直な表現・信念の結実のように感じられるのです。
つまりより本心を書こうとしたら、
より複雑になっちゃった、って感じかな。
岡村ちゃんの中へ入れば入るほどファンタジーなんだろうな。
なんか書いてて意味不明になってしまったが。

言葉が今までより活き活きと最前面に立っている。
そして見事に曲がそれに着いてきてる。

当時としては9年ブランクをおいての新作であったわけだけど、
納得もいく。

そんなアルバムの中で2曲あるバラードのうちの1つが『未完成』。
岡村ちゃんはもちろんバラードだけの人じゃない。
でもバラードという曲調と非常に相性の良い曲を作る人だと思う。
この『未完成』はいつになくシンプルで、
アルバムの中どころか岡村史のなかでも浮いているかのように思える曲。
でも昔からあったかのような曲。
セルフカバーしてるみたいに聞こえる。
とにかく何か引っかかるんです。
これを夕暮れ時に聴くと、涙が止まらなくなるよ。。


ちなみに岡村ちゃんフリークの先輩が、
大学のときのバイトの職場にいたんだけど、
その人に色々岡村ちゃんのことは教わった。
その人がいなかったら岡村ちゃん聴いてなかったかも知れない。

いつも聴くたびに思い出す。
元気でやってらっしゃるかなぁ。


posted by Yooske at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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